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管理部門の採用
更新日: 2023/11/20
公開日: 2023/05/19

優秀なCFO候補者に出会える転職エージェント&転職サイトおすすめ15社を徹底比較

CFO(最高財務責任者)はCEOの参謀として財務面から意思決定を行う重要ポジションであり、とくに成長ステージに入ったスタートアップやベンチャーでは欠かせない存在です。しかしCFOはスタッフクラスと比べて採用要件が厳しいため、募集をかけても応募すらないというケースも多いでしょう。

そこで利用を検討したいのがCFOの採用を支援してくれる転職エージェントや転職サイトです。自社の魅力を伝えてくれ、採用活動の効率化も図れるなどメリットが大きいので、うまく活用して適切な候補者の確保につなげたいところです。

この記事ではCFOの採用活動に転職エージェント・転職サイトを利用するべき理由とおすすめ15社を紹介します。

エージェント 概要

Hi-Standard

CFOの採用要件を丁寧にヒアリングして採用側とイメージを共有したうえで、事前面談を実施した登録者の中から適した人材を紹介。

BEET AGENT

経理/財務のメンバーまたはリーダークラスでIPO準備、監査法人/証券会社対応等を経験したCFO候補を採用したい企業におすすめ。

レックスアドバイザーズ

登録者の年代も20代~50代までまんべんなくいるため、有資格者かつ社員の年齢やカルチャーにフィットしやすいCFOを探している企業に向いています。

マイナビ会計士

公認会計士・USCPAに特化した転職エージェントです。会計士業界に精通した会計士専門のアドバイザーが企業の経営課題を採用面からサポート。

パソナキャリア

ハイクラス人材や管理部門の採用支援に強みをもつ転職エージェントです。すでに高年収を稼いでいる実績豊富な人材や管理部門での経験が豊富な人材を紹介してもらえます。

BEET DIRECT

管理部門職種に特化したダイレクトスカウトサービス。企業側が採用候補となるプロフェッショナル人材に直接コンタクトを取る“攻めの採用”を実現。

Spring転職エージェント

採用が決定した段階で報酬が発生する「成功報酬型」と依頼時に着手金を支払い入社時点で残りを支払う「リテーナー型」の2種類の料金システム。

リクルートエグゼクティブエージェント

取締役や執行役員などで活躍中の人材や専門技能をもつスペシャリストをコア層としているため、CFO候補者になかなか出会えない企業におすすめ。

パーソルキャリアエグゼクティブエージェント

1人のコンサルタントが企業と候補者の両方を担当する両手型のエージェントなので、マッチング精度と機動力が高いのが魅力です。

JAC Executive

企業と候補者の想いやパーソナリティも考慮したうえで経営幹部ポジションに適した人材を紹介してくれます。

マイナビエグゼクティブエージェント

キャリアアドバイザーは各業界の実務経験者が多く、業界の求人ニーズを熟知しています。登録者の属性は30歳~39歳が圧倒的に多いので30代のCFOを探している企業におすすめ

クライス&カンパニー

経営幹部採用に強い転職支援サービスです。経営幹部の人材紹介で30年の実績がある老舗で、CFOの市場状況や必要なスキル等を理解したうえで適した人材を紹介。

ヤマトヒューマンキャピタル

急成長のスタートアップやベンチャー企業での採用支援実績が豊富なので、CFOの採用に適しています。

ビズリーチ

転職エージェントのような紹介ではなく、候補者にスカウトを送って直接アプローチできるため、自社のことを知らない人材や転職潜在層にも出会えます。

リクルートダイレクトスカウト

ハイクラス人材に特化したスカウト型の転職サイトです。登録者の約7割が年収600万円以上のハイクラス人材なのでCFOにマッチしそうな人材を効率的に探せます。

CFOの採用成功を後押しする転職エージェント&転職サイト15選

まずはCFOの採用に利用するべき転職エージェントと転職サイトを紹介します。

Hi-Standard

役員・CFO候補や公認会計士・税理士・経理人材などのプロフェッショナル人材に特化した転職エージェントです。CFOの採用要件を丁寧にヒアリングして採用側とイメージを共有したうえで、事前面談を実施した登録者の中から適した人材を紹介してくれます。

Hi-Standardは企業と登録者を同じキャリアアドバイザーが担当する「両手型」のエージェントなので、採用のミスマッチが起こりにくいのが特徴です。採用に至るまで費用が一切かからないため、採用コストに課題がある企業でも安心して利用できます。

公認会計士をはじめとするプロフェッショナルの紹介を得意とするエージェントなので、財務・経理まわりに強いCFOを求めている企業におすすめです。
公式サイト:https://hi-standard.pro/cpa/recruitment/
∟ CFO候補として登録する:https://hi-standard.pro/cpa/cfoentry/

BEET AGENT

エンタープライズ企業やIPO準備中の求人案件を多数保有する、企業の管理部門に特化した転職エージェントです。CFOの採用要件を丁寧にヒアリングして採用側とイメージを共有したうえで、事前面談を実施した登録者の中から適した人材を紹介してくれます。

BEET AGENTも企業と登録者を同じキャリアアドバイザーが担当する「両手型」で、採用に至るまで費用が一切かからない成功報酬制。経理/財務のメンバーまたはリーダークラスでIPO準備、監査法人/証券会社対応等を経験したCFO候補を採用したい企業におすすめです。
公式サイト:https://beet-agent.com/recruiting/
∟ CFO候補として登録する:https://beet-agent.com/cfoform/

レックスアドバイザーズ

会計・税務・管理部門の採用に特化した転職エージェントです。会計業界の動向に詳しいコンサルタントが企業の成長フェーズや採用ニーズを把握したうえで希望の人材を紹介してくれます。

有資格者率は75%以上と特化型のエージェントの中ではトップクラス、内訳は公認会計士やUSCPA、税理士や経理・財務系が中心です。

また登録者の年代も20代~50代までまんべんなくいるため、有資格者かつ社員の年齢やカルチャーにフィットしやすいCFOを探している企業に向いています。紹介された人材のうち約2名に1名は応募書類を通過するなどマッチング精度が高い点も強みです。
※参考:レックスアドバイザーズ

マイナビ会計士

公認会計士・USCPAに特化した転職エージェントです。会計士業界に精通した会計士専門のアドバイザーが企業の経営課題を採用面からサポートしてくれます。

マイナビ会計士は20代と30代の登録者が全体の80%と圧倒的に多いため、若い企業のカルチャーにフィットする可能性があります。実務経験年数よりも、自社のカルチャーやビジョンに共感してくれるポテンシャル人材を探している企業におすすめです。

また、候補者に対して面接前の企業理解を徹底させているため、入社意欲の高い人材の紹介を受けられます。
※参考:マイナビ会計士

パソナキャリア

ハイクラス人材や管理部門の採用支援に強みをもつ転職エージェントです。すでに高年収を稼いでいる実績豊富な人材や管理部門での経験が豊富な人材を紹介してもらえます。

パソナキャリアは2022年のオリコン顧客満足度®調査「転職エージェント」ランキングで転職希望者から4年連続で最も満足度の高い企業に選出されています。求職者からの認知度と信頼が厚いエージェントなので、優秀な人材と出会える可能性が高いでしょう。

またパソナキャリアの担当者は企業の経営課題や求人状況、スキルや人柄などの希望を熟知するよう丁寧にヒアリングを行うため、精度の高い提案をしてもらえるのも魅力です。
※参考:パソナキャリア

LHH転職エージェント

ハイクラス・ミドルクラスの採用支援に強みを持つ転職エージェントです。職種・業界別の専門チームを編成しているため、業務の専門性を熟知したコンサルトから最適な人材紹介を受けられます。

CFO採用の場合は「経営層・経理・財務・法務」に特化したコンサルタントがCFOに求められるスキルを見極めたうえで人材を紹介してくれます。

採用が決定した段階で報酬が発生する「成功報酬型」と依頼時に着手金を支払い入社時点で残りを支払う「リテーナー型」の2種類の料金システムがあります。成功報酬型は無駄なコストを抑えられ、リテーナー型は短期間で採用しやすい点がメリットです。
参考:Spring転職エージェント

リクルートエグゼクティブエージェント

経営層・エグゼクティブ層に特化した転職エージェントです。取締役や執行役員などで活躍中の人材や専門技能をもつスペシャリストをコア層としているため、CFO候補者になかなか出会えない企業におすすめできます。

業界最大手のリクルートが運営するエージェントなので、豊富なエグゼクティブ人材ネットワークを活かして最適な人材を紹介してくれるのが強みです。今後の事業戦略や組織戦略、CFOに求める人物像を聞いたうえで採用要件を一緒に整理してくれるため、自社が求める人材像が言語化できていない企業も相談する価値があります。
リクルートエグゼクティブエージェント

パーソルキャリアエグゼクティブエージェント

経営層・CxO・部長・スペシャリストなどのエグゼクティブポジション専用のエージェントです。採用実績のうち「企画・管理」職が半数近くを占めるため、経営企画や管理部門での経験豊富なCFO候補を探している企業にマッチする可能性があります。

1人のコンサルタントが企業と候補者の両方を担当する両手型のエージェントなので、マッチング精度と機動力が高いのが魅力です。

成功報酬型とリテーナー型の2種類のサービスがあるため、自社の採用課題に合わせて選択するとよいでしょう。
※参考:パーソルキャリアエグゼクティブエージェント

JAC Executive

グローバルグループのJAC Recruitment Groupが運営するエグゼクティブ専門の採用支援サービスです。日本で事業を開始した1988年からエグゼクティブポジションの採用支援を行っているため、企業や候補者からの信頼が厚く、豊富な実績を有しています。

経営課題はもちろん、企業と候補者の想いやパーソナリティも考慮したうえで経営幹部ポジションに適した人材を紹介してくれます。JACはロンドン発祥の日系人材紹介会社なのでグローバル領域に強いのが魅力です。グローバルに展開する企業でCFOを探している場合は利用を検討しましょう。
※参考:JAC Executive

マイナビエグゼクティブエージェント

グローバル人材やエグゼクティブ層に特化した転職エージェントです。企業の業態や成長ステージの課題を考慮し、的確な人材を紹介してくれます。

キャリアアドバイザーは各業界の実務経験者が多く、業界の求人ニーズを熟知しています。登録者の属性は30歳~39歳が圧倒的に多いので30代のCFOを探している企業におすすめです。

CFOに公認会計士を招聘したい場合はマイナビ会計士、資格等はとくに問わず自社に合ったエグゼクティブ人材を探してほしい場合はマイナビエグゼクティブエージェントを使うとよいでしょう。
※参考:マイナビエグゼクティブエージェント

クライス&カンパニー

経営幹部採用に強い転職支援サービスです。経営幹部の人材紹介で30年の実績がある老舗で、CFOの市場状況や必要なスキル等を理解したうえで適した人材を紹介してくれます。

2022年の実績として、紹介した候補者の平均年齢は35.4歳、平均年収は1,006万円でした。利用できるのは登録者の中から紹介する「人材紹介」とクライス&カンパニーを通じて候補者に声がけする「ヘッドハンティング」の2種類です。

ヘッドハンティングはさらに候補者を指定したうえで声をかける「指名スカウト」と条件を伝えてサーチしてもらう「サーチ&スカウト」の2種類があります。
※参考:クライス&カンパニー

ヤマトヒューマンキャピタル

成長企業への経営幹部・幹部候補の紹介に強みを持つ転職エージェントです。急成長のスタートアップやベンチャー企業での採用支援実績が豊富なので、CFOの採用に適しています。

キャリアアドバイザーはM&A・PEファンド・投資銀行・コンサルティングファーム出身者などで構成されており、人材紹介はもちろん事業戦略上どのような人材を迎えるべきかといったアドバイスもしてもらえます。
※参考:ヤマトヒューマンキャピタル

BEET DIRECT

管理部門職種に特化したダイレクトスカウトサービス。従来の人材紹介や求人広告といった“待ちの採用”から、企業側が採用候補となるプロフェッショナル人材に直接コンタクトを取る“攻めの採用”を実現。

管理部門職種に特化していることで職種ごとの専門スキルを有したプロフェッショナル人材が多数登録しており、求める人材とピンポイントに出会うことができます。
公式サイト:https://advance.beet-direct.com/
∟ BEET-DIRECTに登録する:https://career.beet-direct.com/users/sign_up/

ビズリーチ

採用したい人材を直接探してスカウトできる転職サイトです。転職エージェントのような紹介ではなく、候補者にスカウトを送って直接アプローチできるため、自社のことを知らない人材や転職潜在層にも出会えます。

ビズリーチの特徴は国内最大級のデータベースがあることです。スカウト可能な登録者数が170万人以上と非常に豊富なので、自社にマッチした人材に出会える可能性があります。

またビズリーチは求職者が登録する際に独自の審査を行うため、登録者の質が高いのも魅力です。
※参考:ビズリーチ

リクルートダイレクトスカウト

ハイクラス人材に特化したスカウト型の転職サイトです。登録者の約7割が年収600万円以上のハイクラス人材なのでCFOにマッチしそうな人材を効率的に探せます。

スカウト型転職サイトの場合、自社でスカウトするため採用工数がかかるのがネックですが、リクルートダイレクトスカウトではスカウト送信のシステム操作を代行してくれます。

CFO採用の工数が課題となっている企業でも時間をかけずに候補者を探せるでしょう。紹介またはサーチを希望するならリクルートエグゼクティブエージェント、候補者と直接コンタクトを取りたいならリクルートダイレクトスカウトがおすすめです。
※参考:リクルートダイレクトスカウト

エージェント 概要

Hi-Standard

CFOの採用要件を丁寧にヒアリングして採用側とイメージを共有したうえで、事前面談を実施した登録者の中から適した人材を紹介。

BEET AGENT

経理/財務のメンバーまたはリーダークラスでIPO準備、監査法人/証券会社対応等を経験したCFO候補を採用したい企業におすすめ。

レックスアドバイザーズ

登録者の年代も20代~50代までまんべんなくいるため、有資格者かつ社員の年齢やカルチャーにフィットしやすいCFOを探している企業に向いています。

マイナビ会計士

公認会計士・USCPAに特化した転職エージェントです。会計士業界に精通した会計士専門のアドバイザーが企業の経営課題を採用面からサポート。

パソナキャリア

ハイクラス人材や管理部門の採用支援に強みをもつ転職エージェントです。すでに高年収を稼いでいる実績豊富な人材や管理部門での経験が豊富な人材を紹介してもらえます。

BEET DIRECT

管理部門職種に特化したダイレクトスカウトサービス。企業側が採用候補となるプロフェッショナル人材に直接コンタクトを取る“攻めの採用”を実現。

Spring転職エージェント

採用が決定した段階で報酬が発生する「成功報酬型」と依頼時に着手金を支払い入社時点で残りを支払う「リテーナー型」の2種類の料金システム。

リクルートエグゼクティブエージェント

取締役や執行役員などで活躍中の人材や専門技能をもつスペシャリストをコア層としているため、CFO候補者になかなか出会えない企業におすすめ。

パーソルキャリアエグゼクティブエージェント

1人のコンサルタントが企業と候補者の両方を担当する両手型のエージェントなので、マッチング精度と機動力が高いのが魅力です。

JAC Executive

企業と候補者の想いやパーソナリティも考慮したうえで経営幹部ポジションに適した人材を紹介してくれます。

マイナビエグゼクティブエージェント

キャリアアドバイザーは各業界の実務経験者が多く、業界の求人ニーズを熟知しています。登録者の属性は30歳~39歳が圧倒的に多いので30代のCFOを探している企業におすすめ

クライス&カンパニー

経営幹部採用に強い転職支援サービスです。経営幹部の人材紹介で30年の実績がある老舗で、CFOの市場状況や必要なスキル等を理解したうえで適した人材を紹介。

ヤマトヒューマンキャピタル

急成長のスタートアップやベンチャー企業での採用支援実績が豊富なので、CFOの採用に適しています。

ビズリーチ

転職エージェントのような紹介ではなく、候補者にスカウトを送って直接アプローチできるため、自社のことを知らない人材や転職潜在層にも出会えます。

リクルートダイレクトスカウト

ハイクラス人材に特化したスカウト型の転職サイトです。登録者の約7割が年収600万円以上のハイクラス人材なのでCFOにマッチしそうな人材を効率的に探せます。

CFO採用の現状

ここで、CFO採用の現状について解説します。採用難の時代とも相まって、CFOの採用は非常に難易度が高いのが現状です。

CFOを必要とする企業が増えている

上場審査プロセスにおいて管理部門体制の整備や内部統制、リスクマネジメント等は重要な項目になるため、IPOを目指す企業でCFOは不可欠です。そのためCFOを必要とする企業は多く、市場では完全な売り手傾向が続いています。

はっきり言って時代は「採用難」

昨今、少子高齢化・生産年齢人口の減少や働き方の多様化、国際的な競争力の激化など企業を取り巻く環境は厳しさを増しています。

はっきり言って採用難の時代なので、CFOに限らずどの職種・ポジションでも採用は簡単ではありません。求人広告を出せば人が勝手に集まることはなく、企業側が応募者から選ばれる時代です。

CFOはさらに採用が難しい

採用難の時代において、CFOの採用はさらに難しいのが現状です。CFOを求める企業が多い一方で、候補者はほとんど市場には出回らず、採用に苦戦を強いられる企業が多数です。

事業への影響が大きい重要ポストであり替えが効かない存在で、CFOへの要求水準も極めて高いため採用に数年かかるケースもあります。

CFOの自社育成は時間とコストが必要

外部採用が難しいと考え、自社で育成しようと考える企業もあるでしょう。しかしCFOの育成には一般に15年~25年程度の時間と経験が必要と言われているほど、膨大な時間とコストがかかります。

そもそも育成ノウハウも持たないIPO準備企業において自社育成は現実的ではなく、どんなに急いでも上場に間に合わないと予想されます。

そのため結局は外部から採用する方向性に落ち着くのですが、なかなか採用できないためCEOが兼務するケースが多く、業務負荷がかかりすぎているケースが散見されます。

社外CFOの活用も広がっている

常勤CFOの採用難から、社外CFOの活用も広がっています。常勤の場合は報酬面で折り合いがつかないケースも多いですが、社外CFOであれば期間と業務範囲を限定してスポットで対応してもらえるため報酬を抑えられます。

社内CFOを採用で獲得するのがベター

もっとも、業務量が増える時期や求める役割が大きい場合には社外CFOでは対応できないケースが出てきます。したがって、フルタイムで活動してもらえる社内CFOを採用で獲得できるのがベターです。

CFOを採用したいなら転職エージェント・転職サイトを利用するべき理由

CFOの採用方法にはリファラル採用やソーシャルリクルーティングなどさまざまな方法があります。いずれもメリット・デメリットがあるためどの方法が最適というわけではありませんが、採用に課題を抱えている場合は転職エージェントや転職サイトの利用がおすすめです。

膨大なデータから適切な人材を探してもらえる

転職エージェントや転職サイトでは、人材紹介会社が保有する膨大な量の人材データベースから適切な人材を探して紹介してもらえます。

とくにエグゼクティブ人材やハイクラス人材に特化した転職エージェント・転職サイトであれば、優れた経歴や実績のある人材が登録しているため、CFOにフィットする人材を紹介してもらえる可能性があります。

また「スカウト型」と呼ばれる転職サイトの場合は、人材紹介サイトに登録している人材の中で自社に合いそうな人材をエージェントまたは企業が探して直接スカウトすることができます。

無駄なコストを抑えられる

求人サイトに求人広告を掲載するという従来の手法では、広告掲載料の初期コストがかかるうえに掲載し続けることのコストがかかります。

とくにCFOの採用では求人広告を出すだけで適切な候補者と出会えるケースは稀なので、掲載し続けるコストが無駄になってしまうリスクが高いでしょう

またエグゼクティブサーチファーム(いわゆる欧米型のヘッドハンティング)は、着手金と成功報酬の両方がかかるためコストが高く、成長ステージにあるスタートアップやベンチャー企業では利用するのが難しい場合があります。

一方、転職エージェントのビジネスモデルは基本的に成功報酬型なので、採用が決まったときにだけコストが発生します。無駄なコストがかからないため合理的です。

採用活動が効率化するため担当者の負担が減る

あらかじめ自社が求めるCFO像を伝えることで人材紹介会社が人材を探してくれるため、採用担当者は採用工数をかけずに候補者の母集団を形成できます。

スタートアップ・ベンチャー企業ではCEOが自ら採用に時間をかけるケースも多いため、採用工数が減ることでCEOの業務負荷も減らせるでしょう。

候補者に対して客観的な視点で自社の魅力を伝えられる

優秀な候補者と出会えたとしても、自社の魅力が伝わらなければ入社してくれないでしょう。CFO採用では自社の魅力をいかに伝えるのかも重要であり、リファラル採用等ほかの採用方法ではCEOや採用担当者がその役割を担います。

熱意が身を結ぶ場合もありますが、客観性はないため候補者に「よいことしか言っていないのでは?」と思われてしまう可能性は否めません。

転職エージェントを利用すると、客観的かつ転職支援のプロフェッショナルの視点から自社の魅力を語ってもらえるため、信頼性が増します。

もっとも、自社の魅力を最大限に伝えてもらうには、転職エージェントの担当者と信頼関係を構築し、自社の事業や魅力を理解してもらうことも大切です。

採用活動を非公開で進められる

転職エージェントでは一般に公開されていない「非公開求人」を扱っています。CFOのような重要ポジションは事業戦略の観点から募集状況や内容を他社に知られたくないケースが多いので、非公開求人枠を利用して募集をかけられるのは利点です。

エージェント 概要

Hi-Standard

CFOの採用要件を丁寧にヒアリングして採用側とイメージを共有したうえで、事前面談を実施した登録者の中から適した人材を紹介。

BEET AGENT

経理/財務のメンバーまたはリーダークラスでIPO準備、監査法人/証券会社対応等を経験したCFO候補を採用したい企業におすすめ。

レックスアドバイザーズ

登録者の年代も20代~50代までまんべんなくいるため、有資格者かつ社員の年齢やカルチャーにフィットしやすいCFOを探している企業に向いています。

マイナビ会計士

公認会計士・USCPAに特化した転職エージェントです。会計士業界に精通した会計士専門のアドバイザーが企業の経営課題を採用面からサポート。

パソナキャリア

ハイクラス人材や管理部門の採用支援に強みをもつ転職エージェントです。すでに高年収を稼いでいる実績豊富な人材や管理部門での経験が豊富な人材を紹介してもらえます。

BEET DIRECT

管理部門職種に特化したダイレクトスカウトサービス。企業側が採用候補となるプロフェッショナル人材に直接コンタクトを取る“攻めの採用”を実現。

Spring転職エージェント

採用が決定した段階で報酬が発生する「成功報酬型」と依頼時に着手金を支払い入社時点で残りを支払う「リテーナー型」の2種類の料金システム。

リクルートエグゼクティブエージェント

取締役や執行役員などで活躍中の人材や専門技能をもつスペシャリストをコア層としているため、CFO候補者になかなか出会えない企業におすすめ。

パーソルキャリアエグゼクティブエージェント

1人のコンサルタントが企業と候補者の両方を担当する両手型のエージェントなので、マッチング精度と機動力が高いのが魅力です。

JAC Executive

企業と候補者の想いやパーソナリティも考慮したうえで経営幹部ポジションに適した人材を紹介してくれます。

マイナビエグゼクティブエージェント

キャリアアドバイザーは各業界の実務経験者が多く、業界の求人ニーズを熟知しています。登録者の属性は30歳~39歳が圧倒的に多いので30代のCFOを探している企業におすすめ

クライス&カンパニー

経営幹部採用に強い転職支援サービスです。経営幹部の人材紹介で30年の実績がある老舗で、CFOの市場状況や必要なスキル等を理解したうえで適した人材を紹介。

ヤマトヒューマンキャピタル

急成長のスタートアップやベンチャー企業での採用支援実績が豊富なので、CFOの採用に適しています。

ビズリーチ

転職エージェントのような紹介ではなく、候補者にスカウトを送って直接アプローチできるため、自社のことを知らない人材や転職潜在層にも出会えます。

リクルートダイレクトスカウト

ハイクラス人材に特化したスカウト型の転職サイトです。登録者の約7割が年収600万円以上のハイクラス人材なのでCFOにマッチしそうな人材を効率的に探せます。

CFO採用で知っておきたい転職エージェント&転職サイトの種類

転職エージェントや転職サイトには大きく分けると「人材紹介型」と「スカウト型」の2種類があります。自社の採用課題や希望に合わせて選びましょう。

人材紹介型

人材紹介型は、あらかじめ担当者に自社の希望やCFO候補者に求める要件を伝えておき、人材紹介会社を経由して紹介してもらうタイプです。採用工数を抑えられるため、採用活動の負担が大きい企業におすすめです。

さらにこの中でも、多様な人材を扱う「総合型」や特定の職種・層に限定した「特化型」があります。CFOの採用にはエグゼクティブやハイクラス、プロフェッショナル人材にターゲットを絞った「特化型」が適しています。

登録者のレベル・質が高く、CFOに適した人材に出会える可能性が高いためです。また特化型の場合は人材紹介会社の担当者もエグゼクティブ採用の知識やノウハウがあるため、採用に関して適切なアドバイスを受けることができます。

スカウト型

スカウト型は、人材紹介会社に所属するヘッドハンターや企業自らがデータベースの中から候補者を探し出し、スカウトやオファーを提示するタイプの転職サイトです。

人材紹介会社の担当者に任せっきりにせず、採用担当者やCEOが登録レジュメを見たうえでスカウトできるため、より能動的に採用活動を行いたい企業に向いています。

スカウト型にも幅広い人材を対象としたタイプや特定の人材に絞ったタイプなどがありますが、CFO採用ではハイクラス人材に特化した転職サイトが適しているでしょう。

選択型

人材紹介機能とスカウト機能の両方を提供している転職エージェント・転職サイトもあります。ふたつの機能を同時に使うことも可能で、採用活動が効率化します。ただし、選択型の転職エージェント・サイトは限られるため、選べる幅は狭いといえます。

まとめ

CFO候補者となかなか出会えず悩みを抱えている企業は多くあります。採用課題を解決するためには、公認会計士など会計まわりに強いプロフェッショナル人材や、エグゼクティブの採用に強みを持つ転職エージェント・転職サイトの利用を検討しましょう。

エージェント 概要

Hi-Standard

CFOの採用要件を丁寧にヒアリングして採用側とイメージを共有したうえで、事前面談を実施した登録者の中から適した人材を紹介。

BEET AGENT

経理/財務のメンバーまたはリーダークラスでIPO準備、監査法人/証券会社対応等を経験したCFO候補を採用したい企業におすすめ。

レックスアドバイザーズ

登録者の年代も20代~50代までまんべんなくいるため、有資格者かつ社員の年齢やカルチャーにフィットしやすいCFOを探している企業に向いています。

マイナビ会計士

公認会計士・USCPAに特化した転職エージェントです。会計士業界に精通した会計士専門のアドバイザーが企業の経営課題を採用面からサポート。

パソナキャリア

ハイクラス人材や管理部門の採用支援に強みをもつ転職エージェントです。すでに高年収を稼いでいる実績豊富な人材や管理部門での経験が豊富な人材を紹介してもらえます。

BEET DIRECT

管理部門職種に特化したダイレクトスカウトサービス。企業側が採用候補となるプロフェッショナル人材に直接コンタクトを取る“攻めの採用”を実現。

Spring転職エージェント

採用が決定した段階で報酬が発生する「成功報酬型」と依頼時に着手金を支払い入社時点で残りを支払う「リテーナー型」の2種類の料金システム。

リクルートエグゼクティブエージェント

取締役や執行役員などで活躍中の人材や専門技能をもつスペシャリストをコア層としているため、CFO候補者になかなか出会えない企業におすすめ。

パーソルキャリアエグゼクティブエージェント

1人のコンサルタントが企業と候補者の両方を担当する両手型のエージェントなので、マッチング精度と機動力が高いのが魅力です。

JAC Executive

企業と候補者の想いやパーソナリティも考慮したうえで経営幹部ポジションに適した人材を紹介してくれます。

マイナビエグゼクティブエージェント

キャリアアドバイザーは各業界の実務経験者が多く、業界の求人ニーズを熟知しています。登録者の属性は30歳~39歳が圧倒的に多いので30代のCFOを探している企業におすすめ

クライス&カンパニー

経営幹部採用に強い転職支援サービスです。経営幹部の人材紹介で30年の実績がある老舗で、CFOの市場状況や必要なスキル等を理解したうえで適した人材を紹介。

ヤマトヒューマンキャピタル

急成長のスタートアップやベンチャー企業での採用支援実績が豊富なので、CFOの採用に適しています。

ビズリーチ

転職エージェントのような紹介ではなく、候補者にスカウトを送って直接アプローチできるため、自社のことを知らない人材や転職潜在層にも出会えます。

リクルートダイレクトスカウト

ハイクラス人材に特化したスカウト型の転職サイトです。登録者の約7割が年収600万円以上のハイクラス人材なのでCFOにマッチしそうな人材を効率的に探せます。
この記事の執筆者
キャリアアドバイザー
佐藤 えりな
管理部門特化の転職支援サービス『BEET』のキャリアアドバイザー。経理財務、人事労務、法務職の方の転職支援を強みをもっており。士業資格者の転職支援実績と、事業会社の両軸サポート実績多数。面談マン独度、求人マッチング精度に定評がある。